たつの市から来院|1年半つづいた14歳の足の痛み。部活も、階段の上り下りもつらかった状態からの経過
今回は、当院にいただいたおハガキの中から、兵庫県たつの市から来てくださった14歳の方の経過をご紹介します。いただいた内容を、個人が特定されない形で再構成しています。
1年半、ほぼ毎日通っていた
おハガキには、こう書かれていました。1年半ほど、ほぼ毎日、地元の整骨院に通っていたけれど、足の痛みはとれなかった。部活に参加できないことがあり、階段の上り下りも、補助がないとできない時があった。
ほぼ毎日を1年半。これは、大変な回数です。中学生の毎日の中で、それだけの時間を足の痛みのために使ってきた、ということでもあります。
ここは誤解のないように書いておきたいのですが、通っておられた院の対応が良くなかった、という話ではありません。1年半も面倒を見てもらえる場所があったことは、決して悪いことではありませんし、通い続けられたということは、その場では体が反応していたのだと思います。ただ、体には合う入り口というものがあって、それが見つかるまでに時間がかかることがあります。とくに成長期は、同じ体が半年で別物のように変わっていく時期でもあります。
部活より先に書かれていたこと
足の痛みというと、まず「運動ができるかどうか」に目が行きます。ただ、このおハガキで私が気になったのは、部活のことと並べて「階段の上り下りが補助がないとできない時があった」と書かれていたことでした。
足は、体重をいちばん最初に受け止める場所です。歩く、立つ、階段を上がる。どれも、やめるわけにいかない動作ばかりです。ここが痛いと、休んで様子を見るという選択肢がとりにくくなります。学校に通っている限り、足は毎日使われ続けます。
成長期には、もうひとつ条件が重なります。骨が先に伸びて、筋肉や腱が後から追いついていく時期は、引っぱられた状態が続きやすくなります。同じ練習量をこなしていても、体の中で起きていることは大人とまったく同じではありません。
当院が確認したこと
当院では、痛むところだけを見ることはしません。足が痛いとき、足そのものだけに原因があるとは限らないからです。ふくらはぎ、すね、足首の動き方、体重ののり方。痛みが出ている場所に負担を集めている理由が、そのまわりにあることがあります。ですので、患部のまわりと、そこに関連する筋肉を見きわめて施術します。
やり方は、強く押し込んだり、ボキボキ鳴らしたりしません。痛みが長く続いていると、体は「ここを動かすと痛い」と覚えて、身構えるようになります。強い刺激は、その身構えをかえって強くしてしまうことがあるからです。
その後の経過
おハガキには、「ここの治療を3回受けただけで足の痛みはほとんどなくなりました」と書かれていました。
そして、こう続きます。足が痛くなった時には、教えてもらったストレッチをすると痛みがおさまりました。今では、体育の授業や部活などではげしい運動をしても、足の痛みが出なくなりました。
私がいちばんうれしかったのは、真ん中の一文です。痛くなった時に、自分でおさめられた。施術で痛みが引くことと、自分で対処できる手段を持つことは、別のことです。後者があると、痛みが少し戻ってきたときに、また一からこわくなる、ということが減っていきます。
※ご紹介した内容は、いただいたおハガキのご感想を個人が特定されない形で再構成したものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。成長期の足の痛みには、疲労骨折など、先に医療機関での確認が必要なものもあります。強い腫れや熱感がある、体重をかけられないほど痛い、しびれをともなうといった場合は、まず整形外科などでの検査をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
遠方から来てくださる方に、何度も通ってくださいとは言えません。だからこそ、来ていただいている間に、家でできることをできるだけお渡しするようにしています。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。来なくてよくなるのが、いちばん良い形だと思っています。足の痛みについては足底筋膜炎・足の痛みのページにまとめていますので、あわせてお読みください。