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倉敷市|バク転の練習中に痛めた腕(上腕三頭筋)の肉離れ。3回の施術で違和感が残る程度まで

今回は、当院にいただいたおハガキの中から、倉敷市の40代の方の経過をご紹介します。バク転の練習をしているときに、右の二の腕を痛めてしまった、という内容でした。肉離れというと、ふくらはぎや太ももといった脚の話だと思われがちですが、腕にも起こります。

体育館のマットのそばで右の二の腕にそっと手を添えて立つ人の後ろ姿の水彩イラスト

来院されたときの状態

おハガキには「バク転の練習中、右腕の三頭筋が肉離れ?しました」と書かれていました。最後にクエスチョンマークが付いているところに、実際のところがよく表れていると思います。はっきりした名前の付く状態なのかどうかが自分では分からないまま、とにかく痛みを抱えて来られる。腕まわりの痛みでは、これはとても多いパターンです。

そして「施術を受ける前は力を入れると痛みがありました」と続いていました。じっとしているときに強く痛むというより、腕に力を入れた瞬間に痛みが出る。この「力を入れると痛い」という訴え方は、筋肉やすじを痛めたときによく聞かれるものです。

言い換えると、腕を使わなければ普通に過ごせてしまう、ということでもあります。だからこそ、しばらく様子を見ているうちに日にちが経ってしまい、いざ練習を再開しようとしたところでまた痛みが出る、ということが起こりやすくなります。

肉離れは、脚だけのものではありません

肉離れは、筋肉が急に強く引き伸ばされたときや、力を入れている最中にさらに引き伸ばされたときに、筋肉の繊維の一部が耐えきれなくなって起こると考えられています。ダッシュの一歩目でふくらはぎ、というのが有名な例ですが、仕組みとしては同じことが腕でも起こります。

上腕三頭筋は、二の腕の後ろ側にある、肘を伸ばすための筋肉です。バク転では、後ろに跳んで手を床につき、その一瞬に体重のほとんどを両腕で受け止めます。手をついた瞬間、肘は曲げられる方向に押されますが、それに抵抗して体を支えているのが、まさに二の腕の後ろ側の筋肉です。

曲げられそうになりながら、力を入れて耐える。筋肉にとっては、いちばん負担のかかる使われ方のひとつです。しかも、その一瞬に体重が乗ります。腕の筋肉を痛める場面として、これは十分に起こりうることだと思います。

脚の肉離れとくらべると、腕の肉離れは、どこに相談すればよいのか迷いやすいところがあります。歩けなくなるわけではないので日常生活は送れてしまいますし、痛めた実感があるのは練習のときだけ、ということも多いからです。

当院が確認したこと、お伝えしたこと

当院では、痛いと言われたところをぐいぐい押したり、ボキボキ鳴らしたりはしません。さするようにやさしく触れ、ゆらしながら、こわばりがゆるむのを待ちます。痛めた組織に強い刺激を加えると、体は守ろうとしてかえって力を入れてしまうことがあるからです。

そして、腕を動かしているのは腕だけではありません。二の腕の筋肉は肩甲骨のあたりまでつながっていますし、床に手をついて体を支えるときには、肩のまわりや脇の下も一緒に働いています。痛めたところのまわりと、そこに関係する筋肉を見きわめて施術していきます。

おハガキには「軽くマッサージするだけで良くなったので驚いています」と書いてくださっていました。この「驚いています」は、当院でとてもよくいただく言葉です。痛みを取るには強く押してもらわないといけない、痛くないと効いた気がしない。そう思っておられる方は少なくありません。

けれども、痛めているところに強い力を加えれば、そのぶん体は身構えます。ゆるめたいはずのこわばりが、逆に増えてしまうこともあります。強さではなく、どこがどう固まっているかを見きわめることのほうが、変化につながると考えています。

その後の経過

おハガキには「3回の施術を終えた現在は痛みは無くなり、違和感が少しある程度まで回復しました」と書いてくださいました。

ここは大事なところだと思っています。痛みがすっかり消えてゼロになりました、ではなく「違和感が少しある」と正直に書いてくださいました。痛めた組織が落ち着いていく途中では、違和感がしばらく残ることがあります。それ自体はおかしなことではありません。

ただ、この段階でいきなり元どおりの練習量に戻すと、同じところをまた痛めてしまうことがあります。痛みが引いたことと、その動きにもう一度耐えられる状態になったことは、必ずしも同じタイミングではやってこないからです。

おハガキの最後には「早くバク転の練習を再開できそうで楽しみです」と書いてくださっていました。当院としても、これがいちばんうれしい一文です。痛みが引くこと自体が目的ではなく、その先にやりたいことがあって皆さん来られるのだと、あらためて思います。

院長 西山

院長・西山のコメント

やりたいことがある方が痛みを抱えて来られると、こちらも自然と力が入ります。腕の肉離れは、脚にくらべると相談先を迷いやすい部位ですが、考え方は同じです。痛めたところと、そこを引っぱっている筋肉のこわばりを見きわめていきます。当院には回数券がありませんし、次回の予約を無理におすすめすることもしません。変化を見ながら、通う回数はご本人に決めていただいています。肉離れについては肉離れのページにも詳しくまとめています。

※ご紹介した内容はお客様ご本人の経過・感想であり、経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。おハガキでいただいた内容を、個人が特定されない形で再構成しています。痛めた直後で強い腫れや内出血がある場合、筋肉のへこみが触れる場合、腕に力がまったく入らない場合などは、先に医療機関での確認をおすすめします。

あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

腕や脚の肉離れも、相談だけで大丈夫です

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