総社市から来院|7割まで戻ってから2ヶ月止まっていた右手首の痛み。30代の方の経過
今回は、当院にいただいたおハガキの中から、総社市から来てくださった30代の方の経過をご紹介します。いただいた内容を、個人が特定されない形で再構成しています。右の手首の痛みでした。
7割まで戻って、そこで止まった
おハガキには、こう書かれていました。1月に右の手首を痛めてしまった。初めは力を入れることもできず、つらかった。そのころはまだ当院のことを知らず、別の整骨院に通って、7割ほど回復した。けれど、そこからなかなか回復しきらない状態が、2ヶ月ほど続いた。
これを読んで最初に思ったのは、7割まで戻っているというのは大きなことだ、ということです。力を入れることもできなかった状態から、日常の多くのことができるところまで来ています。そこまでの経過を一緒に作ってくださった場所がある、ということでもあります。
ただ、ご本人にとって長かったのは、そのあとの2ヶ月だったのだろうと思います。ゼロから7割までは、変化が目に見えます。動かせなかったものが動く。持てなかったものが持てる。ところが7割から先は、進んでいるのかどうかが自分でも分かりにくくなります。もう治りかけているはずなのに、あと少しだけが残り続ける。この期間が、いちばん相談しづらいところでもあります。
回復にかかる時間は、いつも同じではありません
おハガキには、「今まで経験したことないくらい回復に時間が掛かっていた」とも書かれていました。
ここは正直にお伝えしたいのですが、体が戻るまでにかかる時間は、いつも同じにはなりません。同じ方の似たような痛みでも、そのときの体の状態や、痛めたところがどれだけ使われるかによって、長さは変わります。以前より長引いているからといって、何か悪いものが隠れていると決まったわけでもありません。
とはいえ、これまでの経験と比べて長ければ、気持ちのほうが先に疲れてきます。良くならないことよりも、いつまで続くのか分からないことのほうがつらい、という声はよくうかがいます。
手首は、休ませにくい場所です
手首は、体の中でも休ませにくい場所のひとつです。物を持つ、支える、押す、ひねる。日常の動作の多くは、最後に手首を通っていきます。ドアを開ける、蛇口をひねる、体を起こすときに床に手をつく。どれも「今日はやめておこう」とは言いにくい動きばかりです。
足が体重を受け止めるように、手首は持ったものの重さを受け止めます。しかも手首には小さな骨がいくつも並んでいて、その上を細い腱が何本も走っています。動かせる方向が多いぶん、負担が一か所に集まりやすい場所だとも言われています。安静にしていれば良さそうに思えても、実際には一日の中で何十回も使われている。長引きやすい理由のひとつは、そこにあると考えています。
当院が確認したこと
当院では、痛むところだけを見ることはしません。手首が痛いとき、手首だけに理由があるとは限らないからです。前腕の筋肉のこわばり、肘の動き、肩から腕にかけての使われ方。手首を動かしている筋肉の多くは、じつは手首より上、前腕についています。ですので、患部のまわりと、そこに関連する筋肉を見きわめて施術します。
やり方は、強く押し込んだり、ボキボキ鳴らしたりしません。痛みが長く続いていると、体は「ここを動かすと痛い」と覚えて、身構えるようになります。強い刺激は、その身構えをかえって強くしてしまうことがあるからです。とくに、あと少しが残っている段階では、痛みそのものより先に、この身構えのほうがほどけていくこともあります。
その後の経過
おハガキには、4月に当院を知って施術を受け、「残りの痛みが少しずつ良くなっていきました」と書かれていました。
「少しずつ」という言葉を、そのまま載せておきます。一度ですっかりなくなった、とは書かれていません。2ヶ月動かなかった残りの部分が、少しずつ動いていった、ということです。そして、「今まで経験したことないくらい回復に時間が掛かっていただけに、本当にうれしかったです」と続けてくださいました。
最後に、「肉離れの施術、指の施術 共々 本当にありがとうございました」と添えられていました。手首のほかにも、あわせて見せていただいていたようです。
※ご紹介した内容は、いただいたおハガキのご感想を個人が特定されない形で再構成したものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。手首の痛みには、骨や靭帯の状態を先に確認しておいたほうがよいものもあります。強い腫れや変形がある、指にしびれが出ている、力がまったく入らないといった場合は、まず整形外科などでの検査をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
7割までは戻っているのに残りが動かない、という状態でご相談に来られる方は、少なくありません。このときに私が気をつけているのは、それまでの経過を否定しないことです。7割まで戻していただけていたからこそ、当院が担当させていただいたのは、残りの部分だけで済んでいます。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。手首や指の痛みについては手首・指の腱鞘炎のページにまとめていますので、あわせてお読みください。