倉敷の整体|病院で「ヘルニア」と言われた腰と脚の痛み。整体にできること、できないこと
朝晩の風が少しずつ変わってきて、この秋こそ何とかしたい、と考え始める方が増えてくる時期です。倉敷市や総社市、岡山市から来られる方のなかには、病院で「椎間板ヘルニアですね」と言われたあと、どうしようか迷ったままこの季節を迎えた、という方がおられます。今回は症例ではなく、ヘルニアと言われた腰と脚の痛みについて、当院がふだんお伝えしていることをまとめます。
「手術するほどではない」と言われたあとに、行き先がなくなることがあります
ご相談でよくうかがうのは、次のようなお話です。検査を受けてヘルニアと言われた。ただ、手術をするほどではないので、しばらく様子を見ましょうと言われた。薬とコルセットは出してもらった。それでも、腰やお尻から脚にかけての痛みやしびれは、つらいまま残っている。
手術をすすめられて迷っている、という方もおられます。どちらの場合も、次に何をすればいいのかが分からないまま時間だけが過ぎてしまう、という点は共通しています。
先にはっきりお伝えしておきます。当院は整体院ですので、診断も画像検査もできません。ヘルニアという診断も、手術をするかどうかの判断も、検査をされた医療機関にしかできないものです。手術も薬もリハビリも大切な選択肢で、当院はそれをやめさせるための場所ではありません。当院にできるのは、その外側で、日常の負担を減らせないかを一緒に考えることです。ヘルニアと診断された方へのページにも、この立場をくわしく書いています。
画像に写っているものが、いまの痛みのすべてとは限らないと言われています
椎間板ヘルニアと診断されていても、腰やお尻、脚の痛みやしびれの背景には、お尻や太ももの筋肉のこわばり、股関節の硬さ、長く座り続ける姿勢など、腰まわりに負担が集中しやすい状態が重なっていることがあると言われています。
これは診断ではありませんし、原因を決めつけるものでもありません。何が痛みの原因かを判断できるのは検査を行った医療機関だけです。ただ、筋肉の緊張という側面から見て、整体でやわらげられる部分が残っていないかを確かめることはできます。画像では異常が見つからなかったという方についてはレントゲンで異常なしと言われた腰痛の記事も書いていますので、あわせてご覧ください。
当院がみせていただくときに、確認していること
腰が痛いというご相談でも、腰だけを見ることはしません。お尻の筋肉の状態、股関節がどのくらい動くか、太ももの前と裏の張り、背中や足首の硬さ、そして左右差を確認します。前かがみ、立ち座り、車の乗り降りといった、どの動きでつらくなるのかも見せていただきます。そのうえで、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術します。
お尻や股関節が硬いままだと、前かがみになるたびに腰が余分に働くことになります。かばっているうちに、反対側の脚や膝へ負担が移っていることもあります。骨を強く鳴らしたり、痛いところを強く押し込むような施術はしません。腰の痛み全般については腰痛のページ、お尻から脚にかけての症状については坐骨神経痛のページもご参考にしてください。
この時期に、ご自分で気をつけていただけること
- 座る時間を、こまめに区切る。長く座り続けると、お尻の筋肉は押しつぶされたままになります。時間を決めて立ち上がり、少し歩くだけでも違ってきます。
- 涼しくなってきても、腰とお尻を冷やしたままにしない。エアコンを止める必要はありません。足元やお尻に風が直接あたり続けないようにしていただければ十分です。冷房とお尻・脚の記事にも書きました。
- コルセットは、負担を肩代わりしてくれているもの。つけているあいだ楽なことと、外しても大丈夫なことは別です。使うのをやめる必要はありませんので、外したときの様子をときどき見ておいてください。
- 重い物を持ち上げるときは、前かがみだけで持たない。膝を曲げて、体に近づけてから持ち上げるほうが腰の負担は減ります。
- 痛いところを強く押しすぎない。硬いもので強くぐりぐりすると、かえって痛みが長引くことがあります。
涼しくなると、歩く量や動く量が自然と戻ります。急に元へ戻すのではなく、少しずつ増やしていくほうが体はついてきてくれます。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- 脚に力が入らない。つまずくようになった
- しびれが強い。または急に広がってきた
- 排尿や排便に異常がある(出にくい、我慢できない)
- 安静にしていても痛む。夜、寝ているときにも痛みやしびれが強い
- 転んだ、ぶつけたなど、はっきりしたきっかけのあとに強い痛みが出た
これらは早めの対応が必要と言われている症状です。迷われたときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。検査では異常がないと言われた腰の痛みについては病院で異常なしと言われた腰痛のページにまとめています。
※このページは、ヘルニアと診断された腰や脚の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。脚に力が入らない、しびれが強い、排尿や排便に異常がある、安静にしていても痛むといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
ヘルニアと言われた方に、当院が「治します」と言うことはありません。分からないものを分かったように言わないのが、私の決めていることです。何回で楽になりますと最初からお約束することもできません。そのかわり、初回でいまの腰と脚の状態を見せていただいて、整体でできそうなこと、気をつけたほうがいいこと、そして病院での受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。診断名がついたあとで行き先が分からなくなっている方は、一度その整理だけでもしにいらしてください。