倉敷の整体|朝起きたら首が回らない。寝苦しい夜が続いたあとの「寝違え」について
朝、目が覚めて起き上がろうとしたら、首が痛くて動かせない。上を向けない、後ろを振り向けない。倉敷でもまだ寝苦しい夜が続いていますので、今回は症例ではなく、この時期の首まわりについて書きます。いわゆる「寝違え」と呼ばれる、朝起きたときの首の痛みのお話です。
寝苦しい夜が続いたあとの体
眠っているあいだ、私たちは何度も寝返りを打っています。同じ姿勢が続かないように、体が勝手にやってくれていることです。ところが暑くて眠りが浅い夜が続くと、この寝返りの打ち方がふだんと変わってしまうことがあります。暑くて何度も目が覚める夜もあれば、逆に疲れきって同じ向きのまま朝を迎える夜もあります。
そこに、この時期ならではの条件がいくつか重なります。冷房や扇風機の風が、首や肩に一晩中あたっていたかもしれません。薄着で寝ていて、肩から首のあたりが出たままだったかもしれません。暑さでソファやフローリングの上でうたた寝をしてしまい、枕もない状態で何時間か過ごしていた、ということもあります。
首は、寝ているあいだ以外はずっと頭の重さを支えているところです。日中はスマホやパソコンでうつむいている時間も長くなっています。もともと負担が集まりやすいところに、夏の寝方が重なる時期だとお考えください。
「寝違え」は、病名ではありません
はじめにお伝えしておきたいのですが、寝違えは病名ではありません。朝起きたときに首が痛くて動かしにくい、という状態につけられた呼び名で、その中身はさまざまと言われています。筋肉の問題のこともあれば、首の関節や、それ以外が関係していることもあると言われています。
何がその痛みを起こしているのかを調べたり、診断したりできるのは医療機関です。当院は整体院ですので、診断も画像検査もできません。病院で受けられた検査や説明は、そのまま大切にしてください。整体はその外側で、筋肉のこわばりという側面から、日常の負担を減らせないかを一緒に考えるのが役割です。首や肩についての当院の考え方は肩こり・首のこりのページにまとめています。
痛いところを、すぐ強く押すことはしません
首が痛いと、つい痛むところを揉みたくなります。ご家族に「ここ、押して」とお願いしたくなる気持ちもよく分かります。ただ、痛みが出た直後で熱っぽさや腫れぼったさがあるときに強く押すのは、当院ではおすすめしていません。
当院がみせていただくときは、首だけを見ることはしません。肩甲骨のまわり、背中、腕の付け根のあたりまで含めて、どこが硬くなっていて、どの動きで痛みが出るのかを確認します。そのうえで、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術します。首そのものが痛くて触れられない状態でも、少し離れたところの緊張をやわらげることで、動かせる範囲が変わることがあるからです。
もちろん、これは診断ではありません。何回で楽になりますと最初から断言することもできません。その場では楽になってもすぐ戻ってしまう、という首と肩の経過はこちらの記事に、長く続いた肩こりの経過はこちらの記事に書いていますので、あわせてご覧ください。
この時期に、ご自分でできること
難しいことではありません。生活の中で気をつけていただける範囲のことをお伝えします。
- 痛みが強いうちは、無理に動かさない。「早く治そう」と首をぐるぐる回したくなりますが、痛いほうへ無理に動かすのは避けてください。痛くない範囲でゆっくり動かすくらいで十分です。
- 寝る場所を、ちゃんとしたところに戻す。暑いからとソファやフローリングでうたた寝をしていませんか。枕がない状態で長時間眠ると、首の角度が偏ったままになります。
- 冷房や扇風機の風が、首や肩に直接あたらないようにする。風向きを変える、薄手のものを肩にかけるだけでも変わります。エアコンを止める必要はありません。この暑さでは、我慢のほうが体にこたえます。
- うつむく時間を、少しだけ区切る。寝る前のスマホは、姿勢だけでなく眠りの浅さにもつながると言われています。生活を少し変えたことで変化があった方の話はこちらの記事にあります。
数日たっても変わらない、日に日につらくなっている、という場合は、生活の工夫だけで抱え込まないでください。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
次のような状態がある場合は、整体よりも医療機関の受診を最優先してください。当院は診断や画像検査ができませんし、早めの対応が必要と言われている症状だからです。
- 腕や手にしびれがある。力が入らない、物を落としやすくなった
- 強い頭痛や吐き気、発熱をともなっている
- 転んだ、ぶつけたなど、思いあたるきっかけがある
- じっとしていても痛みが強い。夜も眠れないほどつらい
- 日を追うごとに痛みや動かしにくさが強くなっている
迷ったときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいたときも、受診が必要だと感じた場合は、無理に施術へ引っ張らず、そのまま正直にお伝えしています。
※このページは、朝起きたときの首の痛み(いわゆる寝違え)や、首・肩のつらさがある方に向けた一般的な考え方をまとめたものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや熱感がある、腕や手にしびれがある・力が入らない、強い頭痛や発熱をともなう、安静時や夜間も痛みが強いといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
朝起きて首が動かないと、その一日がまるごとつらくなります。運転で後ろを確認するのも、上の棚に手を伸ばすのも、全部が首の動きだからです。そのままにしておけば数日で落ち着くこともありますが、同じことを何度もくり返しておられる方は、首だけの問題ではないことがあります。何回で楽になりますとお約束することはできませんが、初回で今の状態をみせていただいて、整体でできること、いまは触らないほうがいいこと、受診をおすすめしたほうがいいことを正直にお伝えします。