倉敷の整体|秋にくしゃみや咳をした拍子に、腰がぴきっとなる(ぎっくり腰)方へ
九月に入り、倉敷市でも朝晩の空気が少しやわらいできました。一方でこの時期は、ブタクサなどの秋の花粉や、朝晩の気温差で、くしゃみや咳が出やすくなる方が増えると言われています。そして、そのくしゃみや咳をした拍子に、腰にぴきっと痛みが走った、というご相談がぽつぽつと出てくるのもこの季節です。当院には倉敷市のほか、総社市、早島町、浅口市、岡山市からお越しになる方もいらっしゃいます。今回は特定の症例ではなく、くしゃみや咳をきっかけに急な腰の痛み、いわゆるぎっくり腰が起こると言われる理由と、そのときの考え方をまとめます。
この時期に、くしゃみや咳と腰について多くうかがうこと
- くしゃみをした瞬間に腰が抜けるような感じがして、そのまま動けなくなった
- 咳き込んだあとから腰が重く、体を起こすと痛む
- 朝、洗面所で前かがみになったところにくしゃみが出て痛めた
- 一度で強い痛みではなく、くしゃみをくり返すうちにだんだん腰が張ってきた
- 以前ぎっくり腰をしたことがあり、この時期のくしゃみが少し怖い
いずれも、ご相談としてよくうかがうお話です。すべての方に当てはまるわけではありませんが、季節の変わり目に重なりやすいこととして知っておいていただければと思います。
くしゃみや咳で腰に負担が集まりやすいと言われている理由
くしゃみや咳は、短い時間に強く息を吐き出す動きです。そのとき、お腹や背中まわりの筋肉が一気に働き、腰にも瞬間的に大きな力がかかると言われています。前かがみの姿勢や、体をひねった姿勢のときにくしゃみが出ると、その力の向きが腰の一か所に集まりやすいとも言われています。
さらに、朝は体がまだ温まっておらず、筋肉が動きにくい時間帯です。夏のあいだの冷房で腰やお尻まわりが縮こまっていた方、日ごろ座っている時間が長い方は、もともと腰に負担が積み重なりやすい状態だったのかもしれません。そこへ、くしゃみや咳という急な力が加わる。この組み合わせがきっかけになることがあると考えています。もちろん、これは診断ではありません。
ぎっくり腰について、整体に言えることと言えないこと
ぎっくり腰は正式な病名ではなく、急に強い腰の痛みが出た状態をまとめて指す呼び名です。中身は人によってさまざまで、原因を調べられるのは検査を行った医療機関だけです。当院は整体院ですので、診断も画像検査もできません。「くしゃみのせいです」と決めつけることもしません。くしゃみや咳はあくまできっかけで、その前から負担がたまっていたことも、いくつかの条件がたまたま重なっただけのこともあります。
当院が急な腰の痛みをみせていただくときに確認していること
同じぎっくり腰でも、前かがみでこたえる方、体をひねると響く方、寝返りや立ち上がりだけがつらい方と、痛みの出る動きは人によって違います。まずはどの動き、どの方向でつらいのかを、ひとつずつ確認します。そのうえで、腰そのものだけでなく、お尻まわり、股関節の動き、背中、太ももの前後、左右差、ふだんの座り方や立ち方の癖まで見ていきます。かばっている時間が長いほど、痛めていないほうにも力が入り続けるからです。
施術は、痛むところを強く押し込んだり、骨を鳴らしたりはしません。痛みが出ているところは体が身構えているところでもあり、強い刺激はその身構えを強めてしまうことがあります。患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて、負担の少ない範囲で進めます。くしゃみや咳はこの時期止めようがありませんので、負担が一か所に集まりにくい状態を目指していきます。実際の経過の一例は座るのも横になるのもつらかった方の記事にまとめています。
なお当院は完全予約制です。動けないほどつらいときは、いきなりお越しいただくより、先にLINEか電話で今の状態をお聞かせいただくほうが、来ていただける状態か、まず医療機関の受診が先かを含めて無理のない案内ができます。
くしゃみ・咳をするときと、ふだんにできること
- 出そうなときは、壁やテーブルに手をついて体を支える。前かがみのまま出すより、力が分散すると言われています。
- 体をひねったままくしゃみをしない。出そうだと感じたら、いったん正面を向いて足を軽く開いておくと安心です。
- 朝は起きてすぐに前かがみの作業をしない。体を少し動かして温めてから、顔を洗う、靴下をはくといった動作に入ってください。
- 腰とお腹を冷やしたままにしない。夏の名残で冷房を使う日も、エアコンを止める必要はありませんが、薄着のまま座り続けないようにしてください。
- 長く座ったら、時間を決めて立ち上がる。同じ姿勢が続くほど、いざというときに動きにくくなると言われています。
- 痛めたあとに強くもむ、たたくをくり返さない。その場では気持ちよく感じても、痛めた直後の強い刺激は向いていないと言われています。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- 転倒・打撲・尻もちなど、はっきりしたケガがきっかけで痛くなった
- 足のしびれがある、力が入りにくい、つまずきやすい
- 排尿・排便に異常がある(出にくい、我慢できない)
- 安静にしていても強く痛む、夜眠れない、発熱をともなう
- 痛みが日ごとに強くなっている
これらは早めの対応が必要と言われている状態です。迷われたときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。
※このページは、くしゃみや咳をきっかけとした急な腰の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。足のしびれや力の入りにくさをともなう場合、強い腫れや発熱がある場合、ケガがきっかけの場合、痛みがどんどん強くなる場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
くしゃみや咳で腰を痛めた方は、「こんなことで動けなくなるなんて」と落ち込んで来られることが少なくありません。ですが、くしゃみは体にかなりの力がかかる動きだと言われていますし、たまたまその日の姿勢と重なっただけということもよくあります。ご自分を責めなくて大丈夫です。何回で楽になりますと最初からお約束はできませんが、まず一回の施術で今できる変化を目指し、いまの腰の状態、日々の使い方で減らせそうなこと、医療機関の受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。季節の変わり目の急な腰の痛みについては夏の終わりから秋のぎっくり腰の記事にも、急な腰の痛み全般はぎっくり腰のページにまとめています。くり返す腰の痛みが気になる方は腰痛のページもあわせてお読みください。