倉敷の整体|手首や親指の付け根が痛い腱鞘炎。手を休められない方に、いまできること
夏休みが終わりに近づき、この夏の疲れがまとめて出てくる時期です。倉敷市や総社市、岡山市から来られる方のなかには、手首や親指の付け根が痛くて、物をつかむ、ふたを開ける、体を起こすときに床に手をつく、そのたびにつらいという方がおられます。病院で腱鞘炎と言われた方も、まだ受診はしていないという方もおられます。今回は症例ではなく、手首や指の痛みについて、当院がふだんお伝えしていることをまとめます。
「使わないのが一番」と言われても、手を休められる日はなかなか来ません
手首や指が痛いとき、痛む動きを無理に続けないほうがよいと一般には言われています。それはその通りだと思います。ただ、実際にご相談をうかがっていて多いのは、それが分かっていても休めない、というお話です。
手は、一日のうちで何十回、何百回と使われます。抱っこをする。洗い物をする。買い物袋を持つ。スマートフォンを片手で支える。どれも「今日はやめておこう」とは言いにくい動作ばかりです。足が体重を受け止めるように、手首は持ったものの重さを受け止めます。しかも手首には小さな骨がいくつも並んでいて、その上を細い腱が何本も走っています。動かせる方向が多いぶん、負担が一か所に集まりやすい場所だとも言われています。
先にお伝えしておきますと、当院は整体院ですので、診断も検査もできません。腱鞘炎かどうかを判断できるのは、検査をされた医療機関だけです。注射をするかどうか、手術をするかどうかも、医師とご本人が決めることです。当院にできるのは、その外側で、手にかかっている負担を減らせないかを一緒に考えることです。手首・指の腱鞘炎のページにも、この立場をくわしく書いています。
手首や指を動かしている筋肉の多くは、前腕についていると言われています
痛むのは手首や親指の付け根なのに、なぜ肘の近くまで見るのですか、と聞かれることがあります。手首や指を曲げ伸ばしする筋肉の多くは、手のひらではなく、肘から手首までの前腕についていると言われているからです。前腕からのびた細い腱が、手首を通って指先まで届いています。
ですので、前腕の筋肉がこわばったままだと、そこから続く腱にも引っぱられるような負担がかかりやすくなると言われています。痛いところだけをさわっていても、その手前が硬いままでは戻りやすい、というのが当院の考え方です。もちろんこれは診断ではありません。原因を調べられるのは検査を行った医療機関だけです。
当院がみせていただくときに、確認していること
手首が痛いというご相談でも、手首だけを見ることはしません。前腕の筋肉のこわばり、肘の動き、肩から腕にかけての使われ方、そして左右差を確認します。物をつかむとき、ひねるとき、体を支えるとき、どの動きでつらくなるのかも見せていただきます。そのうえで、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術します。
やり方としては、痛むところを強く押し込んだり、骨を強く鳴らしたりすることはしません。痛みが長く続いていると、体は「ここを動かすと痛い」と身構えるようになります。強い刺激は、その身構えをかえって強くしてしまうことがあるからです。手の痛みが続いて肩や首まで重だるいという方は肩こりのページもあわせてご覧ください。実際に手首の痛みでご相談いただいた方のお話は総社市から来られた手首の痛みの記事にまとめています。
この時期に、ご自分で気をつけていただけること
- 同じ持ち方を、こまめに変える。同じ角度で同じ重さを持ち続けると、負担は一か所に集まります。持ち替える、両手を使う、それだけでも違ってきます。
- 親指だけで支えない。スマートフォンや荷物を親指一本で支える持ち方は、付け根に負担が集まりやすいと言われています。手のひら全体で支える持ち方に変えられないか、試してみてください。
- 前腕を冷やしたままにしない。エアコンを止める必要はありません。腕に風が直接あたり続けないようにして、お風呂で肘から手首までを温めるだけでも、こわばりはためこみにくくなります。
- 痛いところを強く押さない。硬いもので強くぐりぐりすると、かえって痛みが長引くことがあります。
- 痛みが強い日は、できる範囲で減らす。全部やめることはできなくても、今日はこれだけ後回しにする、という減らし方はできます。
秋に向けて動く量が戻ってくると、手を使う機会も自然と増えます。急に元へ戻すのではなく、少しずつ増やしていくほうが体はついてきてくれます。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- 手首や指に強い腫れ、熱感がある
- 指にしびれが出ている。または力がまったく入らない
- 安静にしていても強い痛みが続く。夜に痛みで目が覚める
- ぶつけた、ひねったなど、はっきりしたきっかけのあとに痛くなった
- 指が引っかかる、伸ばせないといった動きの異常がある
これらは早めの対応が必要と言われている状態です。迷われたときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。
※このページは、手首や指の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや熱感、しびれ、指が動かしにくい、ケガのあとといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
手首や指の痛みでご相談に来られる方に、私が最初にうかがうのは、どこまでなら手を休められそうですか、ということです。休めないから困っている方に、休んでくださいとだけ言っても、次の一歩になりません。何回で楽になりますと最初からお約束することもできません。そのかわり、初回でいまの手首と前腕の状態を見せていただいて、整体でできそうなこと、日々の使い方で減らせそうなこと、そして病院での受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。手首や指の痛みについては手首・指の腱鞘炎のページにまとめていますので、あわせてお読みください。