倉敷の整体|運動会シーズン。久しぶりの全力疾走でふくらはぎや太ももを痛めないために
八月も終わりに近づき、倉敷市や総社市、岡山市の学校では、秋の運動会や体育祭に向けた練習が始まる時期になりました。この季節に増えるご相談のひとつが、太ももの裏やふくらはぎの痛み、いわゆる肉離れです。お子さんだけの話ではありません。保護者リレーや親子競技で、何年ぶりかに全力で走る大人の方にも起きます。今回は症例ではなく、この時期に知っておいていただきたいことをまとめます。
運動会の全力疾走は、体にとってかなり急な運動です
ふだんの生活で、全力で走る場面はほとんどありません。駅やバス停で少し急ぐことはあっても、地面を思いきり蹴って走ることは何年もしていない、という方が大半だと思います。ところが運動会の当日は、朝から座って待って、名前を呼ばれてスタートラインに立ち、合図と同時に全力で走り出します。準備の時間がほとんどないまま、いちばん強い力が出る動きに入るわけです。
肉離れは、筋肉の繊維が部分的に傷ついた状態と言われています。起きやすいのは太ももの裏(ハムストリング)とふくらはぎで、これは走るときに強く引き伸ばされながら力を出す筋肉だからだと言われています。伸ばされながら踏ん張る、この働きに体が慣れていないと、負担が一か所に集まりやすくなります。
お子さんの場合も、夏休みで運動量が落ちていたところに、二学期で練習が一気に戻ります。夏休み明けの部活と腰の痛みの記事にも書きましたが、休んでいた期間が長いほど、戻すときはゆっくりのほうが体はついてきてくれます。
当日までにできる準備は、伸ばすことだけではありません
- 本番の前に、一度だけでも走っておく。何年も走っていない体で、いきなり本番の全力は大きな段差になります。数日前に軽く流す程度でも、体はその動きを思い出します。
- 当日は、出番の直前に体を温める。じっと座って待っていた体は冷えています。その場で軽く足踏みをする、その場で小さく弾む、それだけでも違ってくると言われています。
- 伸ばして止めるストレッチだけで終わらせない。じっくり伸ばす静的なストレッチは、運動のあとや入浴後に向いていると言われています。直前は、動かしながら温めるほうが向いています。
- 靴を当日おろさない。新しく買った靴をその日に初めてはくと、足の当たり方が変わります。数日前から履き慣らしておくほうが安心です。
- 前日に無理をしない。前日の練習でくたくたになった状態は、本番でいちばん力が出しにくい状態でもあります。
そして、これがいちばん大切かもしれませんが、勝ちにいこうとして体だけが置いていかれることがあります。頭が思っているスピードと、いまの体が出せるスピードには差があります。その差が大きいほど、痛める場面が生まれやすくなります。
当院が肉離れをみせていただくときに確認していること
痛めたところだけを見ることはしません。太ももの裏が痛いのであれば、その筋肉が付いている骨盤側と膝側、股関節の動き、反対の脚、そして腰の動きまで確認します。かばって歩いているうちに、痛めていないほうの脚や腰まで硬くなっていることも少なくないからです。そのうえで、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術します。
やり方としては、痛むところを強く押し込んだり、骨を鳴らしたりすることはしません。痛みが出ている場所は体が身構えている場所でもあり、強い刺激はその身構えを強めてしまうことがあるからです。肉離れについての当院の考え方は肉離れのページに、くり返しやすいと言われる理由については肉離れはなぜクセになると言われるのかの記事にまとめています。
なお、当院は整体院ですので、診断も画像検査もできません。肉離れかどうか、どの程度かを判断できるのは、検査をされた医療機関だけです。
痛めてしまったとき、その場でしないほうがよいこと
- そのまま走り続けない。残りの競技や応援があっても、いったん止めてください。
- 痛いところを無理に伸ばさない。伸ばせば良くなりそうに感じますが、傷んだ直後に強く伸ばすのはすすめられていません。
- 強くもまない、たたかない。その場では気持ちよく感じても、痛めた直後の強い刺激は向いていないと言われています。
- その日に長く温めない。痛めた直後は、まず落ち着かせることが優先だと一般には言われています。
そのうえで、痛みや腫れの程度によっては、まず医療機関で状態を確認していただくのが安心です。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- ブチッという音や感覚があった
- その脚に体重をかけられない。歩けない
- 広い範囲の内出血や、強い腫れ、へこみがある
- しびれが出ている。力がまったく入らない
- 安静にしていても強い痛みが続く
これらは早めの対応が必要と言われている状態です。迷われたときは、まず整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。
※このページは、走ることで起きる脚の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや内出血、しびれ、脚に体重をかけられないといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
運動会や体育祭は、一年に一度の日です。だからこそ、当日に無理をされる方が多い行事でもあります。何回で楽になりますと最初からお約束することはできませんが、初回でいまの状態を見せていただいて、整体でできそうなこと、日々の使い方で減らせそうなこと、病院での受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。肉離れについては肉離れのページにまとめていますので、あわせてお読みください。