倉敷の整体|夏休み明け、部活が本格的に再開する時期の「中高生の腰の痛み」について
お盆が過ぎて、倉敷でも部活動が本格的に動き出す時期になりました。秋には新人戦や大会が控えている学校も多く、練習量が一気に戻っていく時期でもあります。今回は症例ではなく、この季節に保護者の方からご相談をいただくことが増える、成長期のお子さんの腰の痛みについて書きます。
休み明けは、体にとって急な坂道です
夏休みのあいだ、練習が完全に止まる期間があったご家庭も多いと思います。そこから再開すると、体感としては「元に戻すだけ」でも、体にとっては急に負荷が増える場面になります。休んでいたぶん動きが硬くなっているところに、休み前と同じ強度の練習が戻ってくるからです。
そこに、この時期ならではの事情が重なります。暑さで体力を消耗しているところに、大会が近ければ練習の密度は上がります。夏休み中は生活のリズムが変わり、座っている時間や寝る時間が普段と違っていた、ということもよくあります。
腰は、走る、跳ぶ、投げる、ひねるといった動きの土台になるところです。膝や足首と違って、痛みが出てもすぐには動けなくならないため、お子さん自身も「なんとなく重いだけ」と言って続けてしまいやすい場所でもあります。
成長期の腰の痛みは、まず検査を受けていただきたい場合があります
これは、最初にお伝えしておきたいことです。成長期のお子さんの腰の痛みには、体を反らせたときに痛む、片側だけが痛む、痛みがなかなか引かないといった場合に、医療機関での検査が必要と言われている状態があります。骨が成長している途中の時期に特有の事情があるためです。
当院は整体院ですので、診断も画像検査もできません。ですから、こうしたご相談をいただいたときには、まず整形外科などで診てもらってくださいとお伝えしています。検査を受けたうえで整体もという流れであれば、病院で受けた説明を大切にしたまま、筋肉のこわばりという側面からできることを一緒に考えます。検査では異常がないと言われた腰の痛みについてはこちらのページにまとめています。
当院がみせていただくときに、確認していること
お子さんの腰をみせていただくときも、腰だけを見ることはしません。どの動きで痛むのか、どこまで動かせるのかを確認したうえで、股関節のまわり、太ももの前と裏、お尻、背中、足首の硬さまで含めて確認します。そのうえで、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術します。
同じ競技でも、ポジションやそのお子さんの動き方のクセによって負担のかかり方は変わります。少年野球で腰を痛めたお子さんの経過はこちらの記事に、成長期の膝についてはオスグッドのページもご覧ください。
何回でどうなりますと最初からお約束することはできません。実際にみせていただいて、整体でできそうなこと、いまは無理をしないほうがいいことを正直にお伝えします。中学生の施術で大切にしていることはこちらの記事に書きました。
ご家庭でできること
難しいことではありません。この時期に気をつけていただきたいのは、次のようなことです。
- 休み明けの練習量を、段階をつけて戻す。再開してすぐ休み前と同じ量に戻すのではなく、数日かけて上げていくだけでも体の受け止め方は変わります。
- 「痛い」と言える状態にしておく。大会が近いと、お子さんは言い出しにくくなります。休ませるかどうかは別として、まず言えることが大事です。
- 痛みが出てからも同じ強度で続けない。痛みをこらえて動くと、かばう動きが増えて別のところに負担が移ることがあります。
- 練習後に、体を冷やしたまま長時間過ごさない。汗が引いたあとの冷房の効いた部屋は、思っているより体が冷えています。エアコンを止める必要はありません。この暑さでは我慢のほうが体にこたえます。
- 睡眠の時間を、休み前のリズムに戻す。成長期の体にとって、回復の時間は練習と同じくらい大事だと言われています。
数日たっても変わらない、日に日につらそうだ、という場合は、様子を見るだけで抱え込まないでください。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
次のような場合は、整体よりも医療機関の受診を最優先してください。
- 体を反らせたときに、はっきり痛みが出る
- 片側だけが痛む。同じところの痛みが数週間続いている
- 脚にしびれがある。力が入らない、つまずきやすくなった
- じっとしていても痛い。夜も眠れないほどつらい
- 転倒や衝突など、はっきりしたきっかけがある
- 強い腫れや熱っぽさがある
迷ったときは、まず整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいたときも、受診が必要だと感じた場合は、無理に施術へ引っ張らず、そのままお伝えしています。
※このページは、成長期のお子さんの腰の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。体を反らせると痛む、片側だけ痛む、痛みが長く続く、脚にしびれや力の入りにくさがある、強い腫れや熱感がある、安静時や夜間も痛みが強いといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
この時期は、お子さんも保護者の方も「大会までに間に合わせたい」という気持ちが強くなります。その気持ちはよく分かります。ただ、日にちを区切って間に合わせますと申し上げることは、当院ではしていません。分からないものを分かったように言いたくないからです。そのかわり、いまどこに負担が集まっているのか、家でできることは何かを、その日にお伝えします。成長期のあいだは体が変わり続けますから、痛みが出なくなった日が終わりではありません。