倉敷市の整体|14歳が書いてくれた「すぐ動ける体、動きやすい体」。中学生の施術で大切にしていること
今回は、倉敷市から来てくださった14歳の男の子からいただいたおハガキをご紹介します。いただいた内容を、個人が特定されない形で再構成しています。
「すぐ動ける体、動きやすい体にしてもらえて、とても助けられました」
おハガキには、こう書かれていました。自分の字で、自分の言葉で書いてくれたのだと思います。
読んでいて印象に残ったのは、動ける、という言葉でした。痛みがなくなりました、ではありません。動ける体、動きやすい体にしてもらえた、という書き方をしてくれています。
中学生の年代の方は、痛みの強さより「動けるかどうか」で体をはかっています
お子さんのご相談で難しいのは、どのくらい痛いのかを本人に伝えてもらうところです。痛みは本人にしか分かりません。10のうちいくつですかと聞かれても、大人でも答えに迷います。中学生ならなおさらで、聞かれたから何となく数字を言った、ということも起こります。
そのぶん、動けるかどうかは、はっきりしています。走れるか、しゃがめるか、階段を下りられるか、明日いつもどおりに過ごせるか。本人にとってはそちらのほうが現実的な問題ですし、そばで見ているご家族にも分かります。
ですので当院では、どのくらい痛いですかとうかがうだけで終わらせません。どの動きがやりにくいのか、どのあたりで引っかかるのかを一緒に確認します。ふだん困っている動作がそのまま目安になりますし、変わってきたかどうかを、次に来られるまでの間にご自分で確かめられます。人から良くなったと言われるのと、自分で確かめて分かるのとでは、気持ちのほうも違ってくると思っています。
「施術中に気軽にお話をしてもらえて、僕も楽しくお話できました」
おハガキには、こうも書かれていました。最後には、おもしろいマンガがあるので読んでみてください、とすすめてもくれていました。
体のことだけを話す時間ではなかった、ということだと思います。私はそれでよいと思っています。
はじめて来られるお子さんは、たいてい緊張しておられます。知らない大人に体をさわられるわけですから、当たり前のことです。そして緊張しているあいだ、体は力が抜けません。力が入ったままの体は、どこが硬いのか、どこが動きにくいのかが分かりにくくなります。ゆるめたいところが、自分から力んでいる状態です。
ですから、いきなり体の話だけで進めることはしません。学校のこと、好きなもののこと。話しているうちに肩の力が抜けて、そこからやっと、その子の体が本当のところどうなっているのかが見えてきます。お話をするのは、場をなごませるためだけではありません。
それに、話しやすい相手だと思ってもらえると、ここがまだ痛い、この動きはこわい、ということを本人の口から言ってもらえるようになります。がまんして黙ってしまうお子さんは、とても多いです。
「自分でもできるストレッチを教えてもらえたことも良かったです」
これも本人が書いてくれていたことです。
当院がセルフケアをお伝えするのは、通っていただく回数をできるだけ少なくしたいからです。施術を受けている時間は一回で数十分ですが、一週間は168時間あります。負担が積み重なっているのは、ほとんどが施術の外の時間です。この話は施術のあと楽になるけれど、すぐ戻ってしまう方への記事でも書いています。
ただし、たくさんはお伝えしません。覚えられない量を渡しても続きませんし、続かなかったことが本人の負い目になってしまいます。今のその子にいちばん必要なものを、ひとつかふたつにしぼってお伝えしています。
成長期の体をみるときに気をつけていること
中学生ぐらいの時期は、体がぐんと伸びます。骨が伸びる速さに筋肉の伸びが追いつかないことがあり、あちこちが張ったままになりやすくなります。同じ練習量、同じ生活をしていても、去年と今年では体の受け止め方が違います。
当院では、痛むところだけを見ることはしません。患部のまわりと、そこに関連する筋肉を見きわめて施術します。たとえば膝であれば、股関節が動きにくければその分を膝が引き受けますし、足首が固ければ着地の衝撃が上に伝わります。痛みが出ている場所と、負担が集まっている場所は、同じとはかぎりません。
施術では、ボキボキ鳴らしたり強く押し込んだりはしません。成長期の体はまだできあがっている途中ですし、痛みが出ているところに強い刺激を入れると、ゆるめたいところがかえって力むことがあります。中学生の方では、右肩が痛くて腕を上げられなかった中学生の記事もあわせてお読みいただければと思います。
※ご紹介した内容は、いただいたおハガキのご感想を個人が特定されない形で再構成したものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや熱感がある、体重をかけられないほど痛む、しびれがある、急な激痛があるといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
お子さんは、痛いと言わなくなります。言えば練習を休むことになる、心配をかける、と本人なりに考えるからです。だから、体のことを話す前に、話しやすい時間をつくることを大事にしています。楽しくお話できました、と書いてくれたのは、正直うれしかったです。お子さんのご相談では膝のお話が多く、成長期の膝についてはオスグッドのページに、膝の痛み全般については膝の痛みのページにまとめています。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約をおすすめする営業もしていません。