倉敷の整体|秋の栗むき・干し柿・弁当づくりで手首や親指の付け根が痛む方へ
九月半ばになり、倉敷市でも栗や柿、りんごなど秋のくだものが台所に並ぶ季節になりました。この時期は、栗の皮をむく、渋柿のへたを取って干し柿の準備をする、新米をとぐ、行楽や運動会のお弁当を早朝にまとめて作るなど、手を使う作業が数日のあいだに集中しやすいものです。当院には倉敷市のほか、総社市、早島町、浅口市、岡山市からお越しになる方もいらっしゃいます。今回は特定の症例ではなく、秋の手仕事が続いた時期に、手首や親指の付け根の張りや痛みのご相談が増えると言われる理由と、そのときの考え方をまとめます。
この時期に、手や手首について多くうかがうこと
- 栗や柿、りんごの皮むきを続けた翌日、親指の付け根を動かすと痛む
- 干し柿の準備でへたを取る作業を長く続けたら、手首の親指側がずきずきしてきた
- お米をとぐたびに、手首を返す動きでひっかかる感じや痛みがある
- お弁当を早朝にまとめて作った日から、包丁やおにぎりを握る手がだるくて力が入りにくい
- 紅葉の写真や動画を片手のスマホで撮る時間が増えて、支える親指の付け根が張る
いずれも、ご相談としてよくうかがうお話です。すべての方に当てはまるわけではありませんが、同じ握り方やつまむ動きがくり返し続いた時期に重なりやすいこととして知っておいていただければと思います。
秋の手仕事で手首や指に負担が集まりやすいと言われている理由
手首や指を動かす筋肉の多くは、手そのものではなく前腕についていると言われています。指先の細かい動きや、同じ握り方のくり返しが続くと、前腕がこわばり、手首や親指の付け根に負担が集まりやすいと言われています。
皮むきや包丁を使う動きは、親指と人差し指で強くつまむ、支える、ひねるのくり返しです。栗や柿の時期は短く、行事のお弁当も日が決まっているため、ふだんはしない量の手仕事が、数日のうちにまとめて増えることになります。涼しくなって前腕が冷えると筋肉が動きにくくなるとも言われていて、朝の台所仕事では特にこわばりを感じやすいという方もいらっしゃいます。もちろん、これは診断ではありません。手仕事がきっかけに見えても、その前からの疲れや、いくつかの条件がたまたま重なっただけのこともあります。
手首や指の痛みについて、整体に言えることと言えないこと
腱鞘炎という言葉は、正式な病名として使われることもあれば、手首や指の使いすぎによる痛みの呼び名として広く使われることもあります。中身は人によってさまざまで、なかには手首の親指側の腱の傷み(ドケルバン病と呼ばれるもの)や、指が引っかかってはねるばね指など、医療機関での検査や、ときに注射や手術が必要と言われている状態もあります。どれに当てはまるかを判断できるのは、検査を行った医療機関だけです。当院は整体院ですので、診断も画像検査もできませんし、「手の使い方が悪いからです」と決めつけることもしません。
当院が手や手首をみせていただくときに確認していること
同じ手首の痛みでも、つまむときにこたえる方、ひねるときに響く方、物を支えているときだけつらい方と、痛みの出る場面は人によって違います。まずはどの動き、どの方向でつらいのかを、ひとつずつ確認します。そのうえで、痛む場所だけでなく、前腕のこわばり、肘の動く範囲、肩から腕にかけての使われ方、首、左右差まで見ていきます。かばって使う時間が長いほど、反対の手や、首から肩にも負担が移りやすいからです。
施術は、痛むところを強く押し込んだり、骨を鳴らしたり、かたく感じるところを無理に伸ばしたりはしません。痛みが出ているところは体が身構えているところでもあり、強い刺激はその身構えを強めてしまうことがあります。患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて、負担の少ない範囲で進めます。手仕事そのものをやめていただくためではなく、負担が一か所に集まりにくい状態を目指していきます。
なお当院は完全予約制です。強く腫れている、じっとしていても痛むというときは、いきなりお越しいただくより、先にLINEか電話で今の状態をお聞かせいただくほうが、来ていただける状態か、まず医療機関の受診が先かを含めて無理のない案内ができます。手を休められないなかで手首を使い続けている方の考え方については、こちらの記事にもまとめています。
手仕事の合間・その日のうち・ふだんにできること
- 同じ持ち方を続けない。こまめに持ち替える、短い休憩をはさむだけでも、同じところへのくり返しがやわらぎます。一度に全部やろうとしないでください。
- 親指一本で支えない。皮むきは手先だけでなく体の向きや腕の力も使い、両手で作業を分けると手首への集中がやわらぐと言われています。
- 前腕を冷やしたままにしない。洗い物や水仕事のあと、冷たい手のままにせず、湯船やお湯で温める日をつくってください。エアコンを使う日も止める必要はありませんが、冷えた風が腕に当たり続けないようにしてください。
- 痛いところを強くもむ、押すをくり返さない。その場では楽に感じても、痛みが出ている時期の強い刺激は向いていないと言われています。
- 痛みが強い日は、減らせる手仕事だけ減らす。干し柿づくりや作り置きを一日で終わらせず、日を分けるだけでも負担の集まり方が変わります。
- 道具を見直す。よく切れる包丁やピーラー、太めで握りやすい柄のものは、同じ作業でも手の力が少なくてすむと言われています。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- 強い腫れ、熱っぽさ、皮膚の色の変わりがある
- 指が引っかかって伸ばせない、カクンとはねる
- 手やゆびにしびれがある、力が入りにくい、物を落とすことが増えた
- じっとしていてもずきずきする、夜間に痛みで目がさめる
- 数日休んでも変わらない、日ごとに強くなっている
これらは早めの対応が必要と言われている状態です。迷われたときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。
※このページは、秋の手仕事が増える時期に起こりやすい手首や親指の付け根の痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや熱感、指の引っかかりやしびれ、力の入りにくさ、安静時の痛みや夜間の痛みがある場合、数日休んでも変わらない場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
秋の手仕事は季節のもので、栗や柿の時期は短く、行事のお弁当も日が決まっているので、「今日はやめておこう」がなかなか難しいものです。使わないのが一番と言われても手を休められる日は来ない、という方に、以前こちらの記事でもお話ししました。何回で楽になりますと最初からお約束はできませんが、まず一回の施術で今できる変化を目指し、前腕や肩まで含めて状態を確認し、道具や手の使い方で減らせそうなこと、医療機関の受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。手首や指の痛みについて詳しくは手首・指の腱鞘炎のページに、手をかばううちに前腕から肩、首まで張ってくる方は肩こりのページに、総社市の方の手首の経過はこちらの記事にまとめています。