倉敷の整体|オスグッドで走れなくなった中学生。大会直前の2回と、そのあと続けてもらいたいこと
今回は、Googleマップにいただいたクチコミをご紹介します。いただいた内容を、個人が特定されない形で再構成しています。
走ることも、階段の昇り降りもつらい状態でした
オスグッドによる足の痛みで走れなくなっておられた中学生の男の子が、お母さんと来られました。屈伸や階段の昇り降りですら痛がっていた、と書いてくださっています。そして、大会が直前に控えていました。
オスグッドは、膝のお皿の下あたりに痛みが出ることが多い状態です。太ももの前側の筋肉は、膝のお皿を通ってお皿の下の骨につながっていますので、この筋肉が働くたびに、お皿の下が引っぱられることになります。成長期は、骨が伸びていく速さに筋肉の伸びが追いつかないことがあり、その引っぱりがいつもより強くかかります。
ここで気にしていたのは、痛みが競技の場面だけでなく、階段の昇り降りにまで出ていたところです。競技中だけ痛むのであれば、その動きを減らすという逃げ道があります。ただ、階段でも痛むということは、日常の中の何でもない動きでも痛みが出るところまで来ているということです。この段階になると、休んでいるつもりでも膝は使い続けていることになります。
大会が近いときに、こちらが考えていること
大事な予定が決まっている方は、当院にもよく来られます。そのときにお約束をしないようにしているのが、間に合わせます、という言い方です。体をみせていただいた時点で、だいたいの見立てはお伝えしますが、日にちを区切って請け合うことはしません。分からないものを分かったように言わない、というのが前提です。
そのうえで、時間が限られているときほど、痛いところをその場でやわらげることよりも、負担がどこに集まっているのかを見きわめることを優先しています。膝は、股関節と足首にはさまれた真ん中の関節です。足首が硬ければ、着地で逃がしきれない分を膝が受けます。股関節が動きにくければ、踏み込みの仕事を膝が肩代わりします。ですので当院では、痛むところだけでなく、患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて施術しています。膝の痛みについては膝痛のページもご覧ください。
それから、強い腫れがある、熱をもっている、痛めた脚に体重をかけられない、ぶつけた覚えがあるといった場合は、大会が近くても、まず整形外科などで検査を受けていただくのが先です。骨や靭帯のことは画像でないと分かりません。検査では大きな異常がないと言われたけれど痛みは残っている、というご相談については「異常なし」と言われた方へ書いた記事にまとめています。
短い期間で2回、という進め方
今回は大会直前でしたので、短い期間で2回みせていただきました。1回目のあとから痛みが変わり、2回目のあとは痛みを感じなくなっていた、と書いてくださっています。そして、無事に大会で走ることができた、とご報告をいただきました。
ふだんは、一度みせていただいたあと少し間をあけて、体がどう落ち着いたかを見るようにしています。間をあけたほうが、変化が本物かどうかがはっきりするからです。ただ今回のように予定が決まっている場合は、間隔を詰めてみせていただくこともあります。どちらがよいかは、痛みの出かたと残っている日数で変わります。
なお、何回で変わるかは受けてみないと分かりません。痛み始めてからどれくらい経っているか、そのあいだ休めたかどうか、体のどこに負担が集まっているかで変わってきます。二回三回とかかるお子さんもおられますし、思うような変化を出せないこともあります。当院には回数券がなく、次はいつ来てくださいというおすすめもしていません。その考え方は回数券を置かない理由に書いています。
「教えてもらったことを続けてくれたら」
このクチコミの最後に、今後も息子には教えてもらったことを続けてくれたらと思っています、と書いてくださっていました。今回いちばんご紹介したかったのは、この一文です。
当院では、施術と合わせて、ご家庭でできることをお伝えしています。理由のひとつは、通っていただく回数を減らすためです。痛みが出るたびに来ていただくより、ご自分で戻せる幅が広がったほうが、ご本人にもご家族にも負担が少なくて済みます。
もうひとつは、成長期のあいだは体が変わり続けるからです。オスグッドは、背が伸びている時期に起こりやすい状態です。大会が終わっても、身長が伸びるあいだは、太ももの前が張りやすい時期が続きます。つまり、痛みが出なくなった日が終わりではありません。
続けていただけるかどうかは、ご家庭の毎日の中のことですので、こちらから約束をとりつけるようなことはしません。それでも、こう書いてくださったということは、痛みが取れたあとのことまで考えてくださっているということです。同じサッカーのお子さんの経過はサポーターを外すと痛んだ小6の記事にも書いていますので、あわせてご覧ください。
大会が終わってからが、続きです
痛みは、傷んだところが元の力に耐えられるようになるより先に引いていきます。痛くないのだからいけると判断して、いきなり練習量を全部戻すと、同じところを痛め直すことがあります。大事な予定が控えているお子さんの場合は、とくにこの時期が多いです。そのあたりは公式戦が近かったお子さんの記事にも書きました。
休めば一度は落ち着くことが多いのですが、同じ使い方に戻れば、また同じところに負担が集まります。走り方がいつもと違う、階段でいつもより手すりを使っている、練習のあとだけかばっている。そういったことに気づかれたら、ひどくなる前に一度みせてください。経過観察と言われたあとの過ごし方についてはこちらの記事に書いています。オスグッドについての当院の考え方はオスグッドのページにまとめています。
※ご紹介した内容は、いただいたクチコミを個人が特定されない形で再構成したものです。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。強い腫れや熱感がある、痛めた脚に体重をかけられない、しびれがある、急に強い痛みが出たといった場合は、まず整形外科などでの受診をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
大会が近いというご相談は、こちらも気持ちが引き締まります。ただ、だからこそ、日にちを区切ってお約束するようなことはしません。できるのは、今どういう状態で、どこに負担が集まっているかをきちんとみせていただくところまでです。今回は、痛みが取れたあとのことまで考えて、教えたことを続けてくれたらと書いてくださいました。こちらとしては、これがいちばんありがたいです。成長期のあいだは体が変わり続けますので、大会が終わってからも、膝の様子は見てあげてください。