倉敷の整体|秋に走り始めて、すねやアキレス腱、足首が張る・痛む方へ
九月に入り、倉敷市でも朝や夕方の空気がずいぶん過ごしやすくなってきました。夏のあいだは暑くて外に出る気になれなかった方も、この時期になると、ジョギングやウォーキングを始めよう、また走り出そうと思われることが多いようです。健康診断の結果を見て、運動を習慣にしようと決めた方もいらっしゃいます。当院には倉敷市のほか、総社市、早島町、浅口市、岡山市からお越しになる方もいらっしゃいます。今回は特定の症例ではなく、涼しくなって走り始めた時期に、すねやアキレス腱、足首まわりの張りや痛みのご相談が増えると言われる理由と、そのときの考え方をまとめます。
この時期に、走り始めた脚について多くうかがうこと
- 走り始めて二、三週間ほどで、すねの内側に沿って張りや鈍い痛みが出てきた
- 走ったあと、かかとの少し上、アキレス腱のあたりが突っぱって歩きにくい
- 朝起きて最初の数歩、ふくらはぎやかかとがこわばって痛む
- 距離を少し伸ばした翌日に、ふくらはぎがパンパンに張って抜けない
- 足首がかたく感じて、しゃがんだりつま先立ちがしにくい
いずれも、ご相談としてよくうかがうお話です。すべての方に当てはまるわけではありませんが、運動を始めた時期、量を増やした時期に重なりやすいこととして知っておいていただければと思います。
走り始めに脚へ負担が集まりやすいと言われている理由
夏のあいだ運動から離れていると、筋肉の力や関節のやわらかさは少しずつ落ちていくと言われています。そこへ、以前走っていたころと同じ距離、同じペースで戻ろうとすると、体の準備が追いつかないまま負担だけが増えることになります。
走る動きは、片脚で着地するたびに体重の何倍もの衝撃を受け止めていると言われています。その衝撃を最初に引き受けるのが、ふくらはぎやすね、アキレス腱、足の裏のあたりです。かたいアスファルト、下り坂、はき慣れていない靴が重なると、同じところに力が集中しやすいとも言われています。
さらにこの時期は、涼しくて体が楽なぶん、つい距離が伸びやすい季節でもあります。走れてしまうからもう少し、と続けているうちに、脚が張ってくることがあります。もちろん、これは診断ではありません。
すねやアキレス腱の痛みについて、整体に言えることと言えないこと
すねの痛み、アキレス腱の痛みという言い方は、正式な病名ではなく、その場所に出ている症状の呼び名です。中身は人によってさまざまで、なかにはすねの骨の疲労骨折や、アキレス腱そのものの傷みなど、医療機関での検査や安静が必要と言われている状態もあります。どれに当てはまるかを判断できるのは、検査を行った医療機関だけです。当院は整体院ですので、診断も画像検査もできませんし、「走り方が悪いからです」と決めつけることもしません。走り始めがきっかけに見えても、その前からの疲れや、いくつかの条件がたまたま重なっただけのこともあります。
当院が脚の張りをみせていただくときに確認していること
同じすねの張りでも、地面を蹴るときにこたえる方、着地のときに響く方、走り終わったあとだけつらい方と、痛みの出る場面は人によって違います。まずはどの動き、どの方向でつらいのかを、ひとつずつ確認します。そのうえで、痛む場所だけでなく、足首の動く範囲、ふくらはぎやすねのまわり、足の裏、太ももの前後、お尻や股関節、左右差、歩くときと走るときの体の使い方の癖まで見ていきます。かばって走る時間が長いほど、反対の脚や腰にも負担が移りやすいからです。
施術は、痛むところを強く押し込んだり、骨を鳴らしたり、かたく感じるところを無理に伸ばしたりはしません。痛みが出ているところは体が身構えているところでもあり、強い刺激はその身構えを強めてしまうことがあります。患部のまわりと関連する筋肉を見きわめて、負担の少ない範囲で進めます。走ること自体をやめていただくためではなく、負担が一か所に集まりにくい状態を目指していきます。
なお当院は完全予約制です。歩くのもつらいときは、いきなりお越しいただくより、先にLINEか電話で今の状態をお聞かせいただくほうが、来ていただける状態か、まず医療機関の受診が先かを含めて無理のない案内ができます。走ったあとの脚の張りについては、運動会の全力疾走で急に脚を痛める話をこちらの記事に、くり返し肉離れをする癖についてはこちらの記事にまとめています。
走る前・走ったあと・ふだんにできること
- 距離と回数を一度に増やさない。一週間で一割ずつを目安にするとよいと言われています。先週五キロ走れたから今週十キロ、という増やし方は避けてください。
- 走る前に足首とふくらはぎをゆっくり動かす。反動をつけて伸ばすより、足首を回す、かかとの上げ下げをするなど、動きの中で温めるほうが向いていると言われています。
- かたい下り坂や、夜のアスファルトばかりを走らない。土の道や平らな道をまぜると、同じところへのくり返しがやわらぎます。
- 靴を急におろさない。新しい靴は短い距離から慣らし、かかとの片減りが進んだ靴は見直してください。
- 走ったあと、ふくらはぎやすねを冷やしたままにしない。秋の夕方は汗が冷えます。湯船で温める日をつくってください。エアコンを使う日も止める必要はありませんが、汗のひいた脚を出したまま座り続けないようにしてください。
- 張っているところを強くもむ、たたくをくり返さない。その場では気持ちよく感じても、痛みが出ている時期の強い刺激は向いていないと言われています。
こういうときは、整体より先に医療機関へ
- すねの一点を指で押すと強く痛む、じっとしていてもズキズキする(すねの疲労骨折で見られると言われています)
- かかとの上が急に「ブチッ」という音や感覚とともに痛くなった、つま先立ちができない
- 腫れ、熱っぽさ、皮膚の色の変わりがある
- 足やゆびにしびれがある、力が入りにくい
- 数日休んでも変わらない、日ごとに強くなっている
これらは早めの対応が必要と言われている状態です。迷われたときは、まずかかりつけの整形外科などにご相談ください。当院にお越しいただいた場合も、受診が必要だと感じたときは、無理に施術へ引っ張らずそのままお伝えしています。
※このページは、運動を始めた時期に起こりやすいすねやアキレス腱、足首まわりの張り・痛みについての一般的な考え方をまとめたものです。当院は整体院であり、診断や治療、画像検査は行いません。経過や感じ方には個人差があり、同じ結果をお約束するものではありません。すねの一点の強い痛みや安静時の痛み、アキレス腱の急な痛み、腫れや熱感、しびれや力の入りにくさがある場合、数日休んでも変わらない場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。
あちこち通っても良くならなかった方へ。こちらのページもお読みください。

院長・西山のコメント
走り始めて脚を張らせた方は、「せっかく続けようと思ったのに」とがっかりして来られることがあります。ですが、体が久しぶりの運動に慣れるまでのあいだ、脚が張りやすいのは珍しいことではないと言われています。走るのをやめさせるためにお話ししているのではありません。続けたい気持ちは大事にしたいと思っています。何回で楽になりますと最初からお約束はできませんが、まず一回の施術で今できる変化を目指し、いまの脚の状態、走り方や量で減らせそうなこと、医療機関の受診を優先していただきたい状態かどうかまで、正直にお伝えします。当院は回数券を置いていませんし、次回の予約もこちらからはおすすめしません。ふくらはぎや太もも裏の張りと運動の関わりは肉離れのページに、朝の一歩目のかかとや足の裏の痛みは足の痛みのページと夏の終わりのかかと・足の裏の記事に、走ると膝もつらい方は膝痛のページにまとめています。